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エロと研究と日々の徒然

シンガポール渡航で強制送還の危機に瀕した話

学会発表をするためにシンガポールに行こうとした時の話です。
結論は「パスポートの有効期限は確認しようね」という話なので、以下の文章は暇な人だけ読んでください…。
 

 

喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉があります。

喉元過ぎないうちに、自戒を込めてメモの共有をします。

空港の道すがら知った衝撃の事実

シンガポールに行くためには、出国時にパスポートの有効期限が6ヶ月以上必要です。

それを知ったのは出発当日、羽田行きの電車の中で観光ガイドブックを読んでいた時です。
だいたい20:00くらい。出国は数時間後。
その時すでに私のパスポート有効期限は3ヶ月を切っていたのです。
時すでに遅し。
 
動機、息切れ、めまい。
止まらない冷や汗。
 
空港までの道のりは解決策を探すため
シンガポール パスポート 6ヶ月 切れた 入国」
とかでググりまくる。
 
そこで航空会社に渋られるも、運よく入国できた場合もあるとの書き込みを見つけ、
「これにかけるしかない」と決意。
 
ハイパーメンヘラ状態で電車に揺られる。
 

空港に到着

21:20、空港に到着。
学会に一緒に行く先生とは22:00に待ち合わせ。
 
航空権の発券に絶対時間がかかることが予想されたため、少し早めにチェックイン。
羽田空港JALカウンターでパスポートの残り期間について伝えたところ、
偉い人に相談するからちょっと待ってくれと言われる。
偉い人がカウンターに来るそうです。
 
偉い人が来ない・・・。
長い・・・。
一体、いつになったら偉い人出てくるんだ。
 
足元がグラグラするのを感じながら絶望感に浸っていたところ、
偉い人が出てきました。
 

航空券の発券自体が難しい

偉い人は今回のフライトは諦めてくれと言いいました。
 
「もう、行くしかないんです…。」
と死にそうになりながら気持ちを表明しました。
 
すると偉い人は
シンガポールの空港までお連れすることは可能ですが、かなりの確率で入国を拒否され、そして強制送還されます。また、我々は現地でのサポートは一切できません。」
と言う。
 
(え、現地では助けてくれへんの?まあそうだろうけど、死んだなぁ〜。)
と思いつつも、
「それでも行くしかないんです。そして、学会で研究発表しなきゃならんのです。」
と伝えました。
 
するとさらに怖い話を聞かされることに。
入国を拒否された場合は以下のような事態になるのだと言う
牢屋(みたいなところ)に入れられて24時間監視員に監視される
・帰りの便が確保されるまでそこそこ時間がかかり、その間上記の条件で拘束される
・送還までの監視員代と滞在費と罰金でかなりの額の費を支払うことになる(うん十万円とか)
・パスポートに傷がつき、今後永久にシンガポールへの入国を拒否される可能性が高い
 
それでもどうしても行くと言う場合は契約書にサイン(何があっても文句言わないよ的なやつ)してくれとのこと。
この時点で、もはや冷や汗も出なくなってきました。
 
JALの職員が言うには、
「確実に入国できないとは断言できないが、パスポートの有効期限が半分の3ヶ月すらも切ってるのでかなり厳しい状況にあります。6ヶ月を少し切ってるだけとかならまだ希望はあったのですが、、、」
とのことでした。
 
この時点で22:00だったため、
「ちょっと、同伴者と相談してきます。」
JALの偉い人に言い残し、相談をしに待ち合わせ場所にいる先生のもとへ。
 

行くしかない状況に

上記の内容を同伴の先生に伝えたところ、
「ま、行くしかないでしょう^^」
と言われる。
「ですよね^^」
と言う感じで契約書にサインをし、いざ出国へ。
半分ヤケクソでした。
 
実は行きの税関でも、出国拒否される場合があったのですが、ここは何とかクリア。
さて、フライトへ。
この時だいたい24:00くらい。
 

地獄のフライト

人生で一番暗い気持ちで飛行機に乗り込みました。天気も曇り。
フライトはだいたい7時間くらいです。
地獄の7時間です。
現地到着は6:00すぎ。(時差-1時間くらい)
 
人生で最も最悪なフライトが始まりました。
フライト中は考えてもしょうがないので、とりあえず神的な何かに祈ることにしました。
(頼む〜入国させてくれ〜。何でもするから〜。いや、何でもは厳しいかも。いや、この際わがままは言ってられない。)
とか一人でずっとやってました。
 
フライト開始から1時間ほど経過。
夜食的なものが出される。とりあえず食べる。味がしない。
 
そしてまたお祈りを始める。
 
もはや何に祈っているのかわからなかったのですが、とりあえず祈りました。
考えるのをやめたかったのですが、そうもいかず頭がぐるぐるしまくっておりました。
 
地獄のフライトはまだまだ続くのです…。
 
そうして地獄のフライトを堪能しつつ、祈り続けていたら到着2時間前になりました。
ここまでで精神崩壊一歩手前。
機内朝食の時間がやってきました。
(最後の晩餐になるかもだから…。)
と思い、美味しく食べることにしました。
食欲は全くありませんでしたが。
そこそこ美味しかったです。
嘘です。味はほとんどしませんでした。
 
朝食を食べ終え、強制送還に思いを馳せていたところ、着陸のアナウンスが流れます。
飛行機が着陸態勢になり、空港に到着しました。
 

現地空港に到着

この時は半狂乱を通り越して、落ち着きを取り戻しておりました。
見る人が見れば賢者タイムでした。
ゾンビやキョンシー的な何かに見えたかもしれません。
 
ボーディングブリッジを歩きながら、
あぁ、死刑囚ってこんな気持ちで廊下を歩くのかな…
などと思っておりました。
 

入国審査

さて、税関に到着です。
英語で言うとImmigrationです。
ウヒャヒャ。
 
イミグレーションの看板を前にすると、やはりビビります。
「入国が難しい人は先に行ってください〜^^」
と先生に言われます。
「逝ってきます^^」
と税関へ向かいました。
(ここでお別れになったらすみませんと心の中で謝罪をしました。)
 
できるだけ優しそうな入国審査官のいるレーンに並びまして、
人生でも割と最大規模のロシアンルーレットに挑みます。
 
審査官「Next!(はい、次の人)」
自分の番が呼ばれ、審査されに向かいました。
 
ガラス越しの審査が始まりました。
審査官「何日間行くの?」
俺「5日間です。」
審「なるほど、何しに来たの?」
俺「国際会議で発表しに来ました。これがプログラムです。そしてここに俺の発表が記載されています。発表しなくてはならないです。」
(少し、語りすぎたかも…?)
審「ふーん。おっけー。そしたら、指紋とるから指スキャンさせてね。」
この時点でリアルにガクブルでした。そりゃそうだよね。
俺「はい。(手足がプルプル震えまくる)」
審「はい、おっけー。」
(このまま入国できるぞ!!!)
 
審「ん?ちょっと待って。パスポートの有効期限6ヶ月切れてるね。」
 
(はい、死にました。ありがとうございました。みなさんここまで本当にありがとう。)
 
そしてなんとか、以下の言葉を絞り出しました。
 
俺「アイムソーリー。」
 
すると、
 
審「今度から気をつけてね。はい。(パスポート返してもらう)」
 
 
…これは
 
 
…これは?????
 
 
…もしかして??????????
 
 
入国できた!!!!!!????????
 
 
入国できた!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
はい、入国できました。
めでたしめでたし。
 
この世に生を受けた時よりも嬉しかったかもしれません。
ここで今年の運は使い切ったと思います。
 

結論

つまり何が言いたいかと言うと、パスポートの有効期限には気をつけましょうと言うことです。
 
 
入国後の話はまあまあ普通なので省略します。
お疲れ様でした自分。